映画

ウェス・アンダーソン監督

今年になって自分の中で大ブームの監督。 夢中になると映画や音楽絵画でさえ、関係本が手元にほしくなる。 写真集のようなこの本は「ムーンライズ・キングダム」までの、ウエス・アンダーソン映画の メイキング紹介本。とにかくデティールに凝る。 この本を…

「LIFE!」

久しぶりに映画を梅田で観てきました。 まったく予備知識なしで観ましたが、私が一番今見たかったと思わせる映画でした。 春にぴったりです。 何事も自信のない男が、あるきっかけで生まれ変わる。 一行で済む内容ですが、とても好きなシーンがたくさんあり…

「メランコリア」

はじめに、一瞬を切りとられたような女性(苦痛になるほど美しくない)のアップが続く。 時々登場するブリューゲルの絵、延々と流れるワーグナーの音楽。 それは何を意味するのだろう。 監督の終末観を象徴するアイテムなのかなあ と、どちらかというと暇つ…

『ムーンライツ・キングダム』

今週は仕事で落ち込み、こんな日にはぴったりな映画が上映中なのはラッキーだった。 監督はウェス・アンダーソン。 あの映画「ライフ・アクアティック」でボウイファンには有名な監督だ。 (ウクレレ伴奏で映画のストーリーと並行して、ボウイ初期の曲が歌わ…

「最強の二人」と最弱な自分

一日は映画1000円の日だったので、友人のお誘いで急きょ映画観てきました。 最悪の環境に暮らしながら、(主人公は逮捕歴もあるすさんだ生活を送り、もう一人は大金持ちながら、最愛の妻に死なれ、 事故で首から下が動かない。)意気投合してしまう友情もの…

「ミッドナイト・イン・パリ」

とても楽しみにしていた映画でした。久々のウディ・アレン監督作品。 小さいですが、スチール写真を見て、絶対見たい!と思ったんです。 主人公はアメリカ人で、美しい恋人もいて、アメリカで脚本家としてまあまあ成功しているのに、彼は不満であり、 パリに…

「アナザープラネット」

今日は金環日食でした。 どうせ曇りだよと、全く期待してませんでしたが、なんと、美しい光の輪を 自宅ベランダから見ることが出来ました。 月があって、太陽があって、地球に住んでいる…を、今朝は深く実感致しました。 私のマンションからもご近所の人たち…

「永遠の僕たち」

先週、友人と映画館で観ました。http://www.eien-bokutachi.jp/ 死に囚われて、赤の他人のお葬式に出かけていく少年と、余命3カ月と宣告された少女が お葬式で出会う。 少年は交通事故で同乗していた両親を失い、臨死体験をしながらも少年だけは生き残る。 …

2012年ですね!

お正月早々、風邪をひいてしまった。 昼間は元気なんだけど、夜中に咳が止まらないという、私のよくあるパターンで数日もったいないことをした。 今年は映画をなるべく観ようと、元旦に思った。 去年あまりにも映画館に行かなかったので、そう思っただけだけ…

「メイヤー・オブ・サンセット・ストリップ」

“ロック界のカリスマ、伝説のDJロドニーの人生を追った爆音ロック・ドキュメント” と、購入したDVDの裏側にキャッチコピーがあるのですが、ロック界のカリスマなんですかなあ? でも、或る理由ゆえに、日本語訳発売で、ずっと気にはなってました。 ロドニー・…

気晴らし 

雨ばかりです… 仕事が忙しく疲れていても、家事は必ずあるんだけど雨が続くと、予定が狂う。 気晴らし(いい言葉だなあ)に、ビデオ見たり、E坂界隈ぶらぶらしてみたりの 今週でした。 長い間VHSビデオ愛用だったので、テレビを録画したり、購入したビデオも…

残念な映画「グーグーだって猫である」

テレビ大阪で、深夜放送していたので、録画しておきました。 とっても楽しみにしていたのに… 原作者大島弓子先生は激怒しなかったのでしょうか? 脚本が酷い。少女漫画家で独身で、猫と暮らしている。 このプロフィールから作られた、凡庸なイメージを主人公…

「フォロー・ミー」

1973年の佳作ですが、今まで、何人も友人が好きな映画にあげていました。 私も映画館でリバイバルを観て、友人たちと同じようによかったわあという漠然とした印象がありました。 なんと初DVD化だそうです。 まず映画を包み込むようなサウンドトラックが、心…

「ハーブ&ドロシー」

今年は、今年もか?映画館で映画を観ませんでしたねえ 「月に囚われた男」以来です。 佐々木芽生という日本女性監督による、ドキュメンタリー映画です。*1 観てよかった〜〜 夫のハーブは郵便局員。妻のドロシーは図書館司書。 子供はいないけど、猫や熱帯魚…

「月に囚われた男」

連休中に、友人と行きましたが、予想以上に混んでいてびっくりでした。 かなり低予算の地味な映画で*1、なんと登場する俳優はサム・ロックウェルひとりだけです(回想シーン以外は)。 地球のエネルギーが枯渇した未来の話で、月の裏側には豊富な資源があり…

「あがた森魚・ややデラックス」

この頃あがたサイトを見てなかったので、見逃すところでした。 「あがた森魚式、全国縦断ウルトラ暴走ドキュメンタリー」とチラシにありましたが、 あがた森魚生誕60年を記念しての全国ツアーと東京九段会館での記念ライブの記録映画。 60歳なんだけど、ワゴ…

最古の不思議の国のアリス

およそ100年前に、もう「不思議の国のアリス」は映画化されていたなんて! こちら「クララの森・少女愛惜」のblogで知り*1、早速購入いたしました! DVDは1903年製作の7分ものと1915年製作の53分もので、構成されておりました。 よく読まないで、即鑑賞して…

「エデンより彼方に」

一月末深夜に録画しておいたのを、やっと見ました。 浜村淳がまず「感染列島」の紹介のあと、映画の各シーンを見せつつ「エデンー」の解説。 これで8割がたストーリーがわかってしまいました。 私はトッド・ヘインズ監督だから見たいと思ったけど、内容は全…

「ロミオとジュリエット」

シェークスピアの戯曲は未読ですが、今まで何人かの魅力的なロミオさまに遭遇いたしました。 レナード・ホワイティング、レオナルド・ディカプリオ。 どちらもまだ若く才能全開までいかない年令で監督の色に染まり、完成度の高い映画でした。 原作の二人は15…

「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」

ヘンリー・ダーガーの人生と彼の死後発見された膨大な挿絵と小説を元に、一部アニメーション化して紹介したドキュメンタリー映画。 友人のTさんから拝借したのですが、ちょっと衝撃が大きすぎです。 もう買っちゃおうかなあと思ったら、今日「王国」のテキス…

「崖の上のポニョ」

職場の上司が、昨日「○さん、子供さん行きませんか?コレ」と映画の前売り券を頂きました。今日と明日の朝9時のみ上映してるそうで、私がちょうど定休だったので行ってきました。 たしか昨年10月頃上映開始だったからロングランですよねえ 私の住まいは、崖…

「ピアノチューナーオブ・アースクエイク」

とっても良かったあ〜*1 特にラストが、私の好みにぴったり! テリー・ギリアム製作総指揮 ブラザース・クエイ監督 これだけで、絶対観たい!と思ってました。大阪は12月20日からでしたが、東京は早かったので、雑誌に紹介されていました。 クエイ兄弟は一卵…

「マルタのやさしい刺繍」

見逃したと残念に思っていましたら、今週金曜まで上映中でした。*1 うれしい! なんとか見ることができて、本当によかったなあって思わせる映画でしたよ。 スイスの或る村で、夫を亡くし寂しく暮らしていた80歳の女性マルタが、40年も前に仕事にしていたラン…

高橋大輔選手フリーの曲

わかりました!*1 びっくりです。私の生涯観た映画のベスト5に入るフェリーニ監督の「道」のテーマでフリーを滑るそう。 作曲はニーノ・ロータ。 あーーこの映画号泣しました。 ジェルソミーナのあどけないがゆえの、悲しみのこもったまなざし。 ラストシー…

「カスピアン王子の角笛」

ナルニア国物語第2章「カスピアン王子の角笛」*1を観てきましたっ。 まーよく出歩いてるわねえーと、言われそうですが、仕事がね…キツイのよ。 ファンタジーの世界に、理屈抜きでのめり込みたくなるのです。 第1章も、「指輪物語」よりは程良く力が抜けて…

氷上の「タジオ」

今年のフィギュアスケート世界ジュニア選手権第2位のロシアの選手Artem Borodulin なんですが、ぱっと見たとき「うわっ!」っと思いました。 これは映画「ベニスに死す」の美少年タジオのコスプレといってもいいのでは? もちろん映画で演じた「ビョルン・…

「耳をすませば」

土曜の昼下がり、私しかいなかったのでTVのロードショーを録画しておいた「耳をすませば」を久しぶりに観ました。 久しぶりというか、こんなに集中して、このアニメをじっくり観たのは初めてです。 感想→「あー中学生に戻ってこんなことになりたい!!」 本当…

怖い映画、ベスト3

夜中にトイレに行けないほど、怖かった映画ってありますよね? 私の生涯で怖い映画のベスト3 「マタンゴ」 「13日の金曜日part.1」 「小さな悪の華」 「マタンゴ」は子供の頃みた怪獣映画(ウイリアム・ホジスン原作で大人になってから再鑑賞したけど、怖…

「バーバレラ」

1960〜1970年代のポップカルチャーに関心大のこの頃。 この映画も1968年のジェーン・フォンダ主演、ロジェ・ヴァディム監督によるSF映画。 ジェーン・フォンダは、後にエアロビクスビデオ(ビリーズ・ブートキャンプ的存在で大注目)、ベトナム…

「メゾンドヒミコ」

私が憧れる老後は、社会保険庁じゃなく、この映画にあります。 海辺にあるお洒落な「老人ホーム」 世話役はオダギリジョーで、雑用は柴崎コウがお世話してくれる。 人数も10人くらいで皆個性的人生を送り、仲がいい。 でも、私はたとえ映画の中でも居住は…