「8人の女たち」
レンタルビデオで、今日鑑賞、2002年作品。*1
話題になっていたけれど、内容は全く知らす、こんなに私好みだったとは!
映画のタイトルが表示されるシャンデリアのシーンから、物語が始まるファーストシーンまでで、まず見とれる。
ゴージャスだけれど、懐かしいキラキラした音楽とともに、1950年代の昔のカードのような美しく可愛い風景を抜け、すーっと物語の舞台となる邸宅に案内されていく。
ここでもうー、うっとり!
その邸宅のインテリアの可愛いさ、登場する8人の女性の1950年代ファッションのこだわり。また皆個性的なフランスの女優勢揃いなんです。
ストーリーは、大雪で密室状態の家の中で、主人が殺害されて発見。
居合わせた8人の女性には、それぞれ「いわく」があるのですが、ところどころミュージカル仕立てで、一家の唯一の大黒柱の男性が亡くなったというのに、フレンチポップスを振り付けありで歌うんです。
なんじゃあこれ〜と、かなり違和感わくのですが、だんだん、この映画の世界に全肯定してしまいました。ハリウッド映画のオマージュだそうですが、単純に楽しめます。
ドヌーヴが美しくご健在でした、ココまで、皆毒ばらまき、どうまとめるのかと思ったら、「落ち」もまあよかったです。
この「オゾン監督」1967年生まれの男性ですが、女性の綺麗な面、ぐたぐたな面センスよく描くのうまいなあ。「まぼろし」も好きな映画です。
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