パソコンの前が似合うCD「ADVENTURES IN CYBERSPACE」

1997年10月1日。
デヴィッド・ボウイが、初めてインターネットライブをボストンの「ORPHEUM THEATRE」で行いました。
もちろん聞きました。というか聞こうとしました。
いいま、私は生ボウイの歌をここに居ながらにして、聞いているのだ!っという興奮で胸がどきどきしましたが、
当時のPCはNECキャンビーで容量は1.8GB!
何度もバッファ状態で、音がとぎれるのです。まるで宇宙空間からの歌声のようでした。
歌う静止画像が送られてくるのですが、それは一瞬後のボウイなわけで、音と画像が一致するわけもなく、試みには
ボウイらしいなあと感動したんですが、苛立ちもしました。
LIVEも最初から聞けたわけでもなく、3曲目の「ALWAYS CRASHING THE SAME CAR」が「耳新しい感じ」がして、大変驚いたことが、ついこの間のことのよう。
9年もまえのことなんですねぇ・・・
このブ○○CDは数年前に、アメリカ村で格安で見つけました。
2枚組で2千円しませんでした。しかも「うっそおお〜」といいたいくらいクリアな音質です。
ボウイはかなりおしゃべりしまくりだったみたいで、MCがところどころカットされてるのが臨場感損なうんだけど、
あの日のPCから聞こえた「いらいらライブ」がこれか!と思うと、うれしいCDです。
だいたいブ○○CDは、高価で悲しくなります。これくらいのお値段にして欲しいです。
 その後のネットライブは、どんどん進化します。
2001.9.11の「THE CONCERT FOR NEW YORK city」もネット中継で見ましたが、当時はあれを見てアメリカの国の行く末を案じました。ネットは凄いよって実感しましたね。
今じゃ素人のネットラジオもあるんだから、この10年のITの歴史って産業革命と同等なんではと思うくらい激しいです。