ニルヴァーナの「世界を売った男」

MTVでのライブが、再発されていましたので購入してみました。

MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク

MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク

ボウイファンですが、ニルヴァーナもロックでは避けて通れないバンドとして、一目おいてます。
その彼らが1993年11月のMTVLIVEで「世界を売った男」を忠実に歌ってます。
カート・コバーンは翌年4月に自殺してしまうのですが・・・
その直後に発売されたのが、このLIVEです。
カート・コバーンは何故「世界を売った男」を選んだのでしょうか?
アコーステック色が強く、意外でしたが、詩の内容が当時の彼の心境だったのではと、予測するとあまりにもはまりすぎで、私は否定したいです。
特にボウイとの親交もなかったようですが、ボウイ50才のバースディライブには、妻のコートニー・ラブが来てて、ボウイの妻イマンとぶっとびファッションを競ってました。

当時のボウイは、この曲を長い間ライブで歌ってませんでした。
ところが、ニルヴァーナに引き上げられたかのように、以後ボウイはLIVEでよく歌うようになります。
その後のボウイ「世界を売った男」は、ラテン調にアレンジして「大昔の歌だけどさ」っていう距離感が感じられます。
ラテン。
私には、このラテン寄りのアレンジもデヴィッド・ボウイの独特なところです。
70年代から、よくロックより「熱帯夜に椰子の木の下でマラカス」てなビジョンが浮かぶ音に、驚くことしばしばでした。
たとえは、「ソウルラブ」とか「レベルレベル」「ステイ」
巧いのですが、何故ラテンなんでしょうか?
ボウイの子どもの頃、キューバ音楽が流行ったから?

ニルヴァーナに戻りますが、「アバウト ア ボーイ」は、カート・コバーンの自殺がとても効果的に使われて、当時のイギリスの少年少女のショックがリアルに書かれている小説です。映画化には、全く登場しないエピソードで惜しかったですが。

アバウト・ア・ボーイ (新潮文庫)

アバウト・ア・ボーイ (新潮文庫)