「スターカッスル星の夜の爆発」

この曲は稲垣足穂の作品「星澄む郷より」を元にあがた森魚氏が曲を付け、編集した組曲です。
原曲は「遊;野尻抱影稲垣足穂追悼号」に掲載されたあがたさんの「星ケ城ノ星の夜ノ爆発」(人形劇曲)ではないかと思います。
いろんなバージョンがあるのですが、やっぱり「永遠の遠国」でのあがたさんが一番いいです。
特に2番目のピアノの高潔な音色と、大貫妙子さんの透明な声とあがたさんの相性が抜群です。
詩というよりは、文章を朗読しているわけですが、
「なるほどあの一刻に胸を襲った淋しさは、ただ折りふし夢の中でのみ覗い得るものです。」
なぞという一編に私は「どおおおん」と心打たれますね。
哀しくも美しい表現ですねえ。
なあんて一人永遠の遠国滞在中。
 
写真はあがたさん 渾身の力作。限定豪華セット。
レコードの他、おやつやおもちゃやソノシート、「20世紀少年読本」が入ってました。
後にCD化も。

永遠の遠国(二十世紀完結篇)

永遠の遠国(二十世紀完結篇)