ポンペイの輝き

実は先週から、また風邪を引いてました。
熱はないのですが、咳と鼻水が止まらず、夜中の咳は辛いったらありませんです。
病院に行くと「喘息体質」っていわれましたが…
「ポンペイの輝き」展*1のご招待券を頂きましたが、行けないのでは(最終日が今日)と、思うほど絶不調でしたが、なんとか回復しました!
ちょっとの油断が、ずるずると長引かせてしまった。
最終日だったので、混雑を予想してましたが、まあまあでした。
西暦79年、イタリアヴェスヴィオ火山の大噴火で、ふもとの町がまる2日間ですっぽり埋没してしまいます。
それからなんと1700年近く経った18世紀半ばに、火山灰のおかげで風化を免れた町が発見されます。
今回は有名なポンペイ以外の町も含めて、装飾品や壁画が沢山あって、当時の人々の裕福さや優雅な暮らしぶりが鮮やかに伝わります。「女主人から奴隷へ」と刻された金の腕輪も見つかりました。
 型どりした人々の倒れた様の生々しさや、壁画に見られる生活の様子は、なんとも時間の流れの距離感をあんまり感じさせないのです。
ネックレスやピアスは今もどこかで売っているような身近なデザインでした。

 20代の頃、ヨーロッパ旅行した時に「ポンペイ」にも行きました。
都市計画も整備されて、道路も幅が広く、公衆浴場や下水もありました。
麓と言っても山がすぐそばではなかったです。
晴天で、整然とした町並みに、今も当時のままに人々が暮らしているような「生きている町」って気がしました。
それが2000年近い昔…
ちなみに最初の発見はフランス革命直前です。約1700年埋没してて、発見されてから300年です。
その300年の間に、汽車が、飛行機が、スペースシャトルが、パソコン、blogが…
今日も、あまりの長い時間にくらくらしました。