デヴィッド・ボウイの紙ジャケ

10日発売の第一弾を「おとな買い」しました*1
iPodとこれで、今冬のバーゲンは封印の私です。
もちろんなんのかんのとレコードもCDもボウイは持っているのですが、
初の紙製ジャケットと、当初のオリジナルデザインと、「DISK UNION」*2特典のBOXと「帯」。まあいくらでも言い訳してしまいます。
英国と日本での発売は「スペイス・オディティ」「世界を売った男」「ハンキー・ドリー」「ジギー・スターダスト」の4枚は同時発売ではありませんでした。
こんなに日本盤とデザインが違うのも、売り手の姿勢がまるで違ったからでしょう。
今回改めて日本盤の発売当初の「ジギー・スターダスト」(レコード)とオリジナルデザインを比較してみましたが、一番「ここからして違います!」って思ったのは、「TO BE PLAYED MAXIMUM VOLUME」のコメントが日本盤にはないこと。これは、なんと1999年の24ビットデジタルマスタリングになってもありません。
私はこのコメントは、「ジギー・スターダスト&ザ・スパイダース・フロム・マース」というバンドのこだわりなんだと思うのです。
でも、レコードに掲載された「平田良子さん」の解説と言うより「初ジギーライブ体験記」や、「このアルバムはきっと72年を代表するアルバムになるだろう」と結んだ「大森康雄さん」の、「ようだ」「ないだろうか」「何か気になる」という不確実な表現も、今読むと比較する対象もないジギーの出現を思い出させます。これはこれで、当時のトキメキが懐かしくなる文章です。
今回の紙ジャケ、解説は99年の赤岩和美さんの転載なんですねえ
かなりトホホです。
赤岩さんだって8年も経ったら、デヴィッド・ボウイをまた違う視点で書いてみたかったと思うのではないでしょうか。

ジギー・スターダスト(紙ジャケット仕様)

ジギー・スターダスト(紙ジャケット仕様)