「K-PAX〜光の旅人」

 またまた、階上の住人の水漏れで我が家の廊下と西側の部屋がやられてしまった。
マンションの保険が適用になり(つまりタダなんですが、家具移動したり、大変なんです。)今週はリフォームのために3日間休暇もとりました。廊下なんてたった1年で壁紙張り替え…

 リビングもごちゃごちゃで落ち着きなく、テレビばっかり見ていました。
特に良かったあ〜と思ったのはCS放送で見た映画「K-PAX〜光の旅人」です。
NYの精神病院で主人公の医者は、奇妙な患者と出会います。
彼は日中もサングラスをかけていますが、ごく普通の中年です。
が、「自分はK-PAX星から来た」宇宙人だと名乗るのです。
初めはそういう症例なのかと何か矛盾点を見つけようとする医師なのですが、どんどん彼の話に引き込まれ天文学者まで動員し究明すると、なんと解明できなかった謎を数式で解きK-PAX星らしき星の存在が可能性として証明されるのです。
このあたりから、「えっー!臨床記録モノじゃないの?」と「SF映画」っぽい展開に、私も「しながらテレビ」というより鑑賞ムードに。
ココでは「プロート」と呼ばれる患者は、他のいろいろな精神や神経に疾患をもつ患者にも、どんどん話しかけ好影響を与えていきます。
このあたりが感動的な反面、K-PAX星から来たと思いこむだけで、他の人に精神科医顔負けの治癒が出来るなんてなあ…と、私は都合良すぎな気もしました。
これが「ケビン・スペイシー」が演じていなかったら、より一層「うっそお」って思ったでしょう。
この俳優は、こういう心に拘り持つ役はピカイチだわねー(「シッピング・ニュース」も好きでしたよ。)
その後、K-PAX星人プロートにのめり込む医師は、他の患者を診る時間の百倍くらい費やして正体を解明するのですが…
おしゃべりな私ですが、最後までは書きません。
私は、「信じる派」ですね。
地味だけど。いい映画だったなあ。終わり方もまた好きですねえ

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