「コーヒーブレイク、ディヴィッド・リンチをいかが」

 映画評論家滝本誠氏を知ったのは、評論集「美女と殺しとデイヴィッド」asin:4896913418からでした。
この本で2人のディヴィッド本を執筆予定と書かれており、とても楽しみでした。
2人のディヴィッドとは、デビッド・リンチ監督とデヴィッド・ボウイで、滝本氏は、直にお二人ともにインタビューされているという、幸運な体験をされています。
先週の日曜日「LOW」*1でサイン会とトークの集いに参加させて頂きました。
もっちろん、新作の「コーヒーブレイク、ディヴィッド・リンチをいかが」にサインも頂きましたっ。
主にこの新作本と、先頃パリのカルティエ財団現代美術館で開催されたディヴィッド・リンチ展のお話(行って来られたそうです)リンチ監督の新作「インランド・エンパイア」の感想でしたが、滝本氏は本当にお好きなんですねえ「ディヴィッド・リンチ」が。  
最新作品であるこの本も、ほぼディヴィッド・リンチ「トリビアの泉」とも読めそうです。
うーんココまで、監督の魅力を滝本誠目線で語られてしまうとは、もう引き吊り込まれるより仕方がないではありませんか!
気になると、けっこう突き進む私。読みながら,一番びっくりしたのはリンチ監督が若かりしころ、なんと「ココシュカ」の美術教室で学ぼうとしていたエピソードでした。(この後のココシュカ関連の下りも濃くて、おもしろかったです。)表現主義とリンチ監督が直結していることがわかり、ぐっと親近感が。
アート系の監督という認識しかない私、この本で映画は判りにくいが、本人は判りやすいのでは?という確信がもてました。
もともとワケの分からないものが好きな私には、相性がいいはずなんです。
さー「インランド・エンパイヤ」見に行こう〜「ツイン・ピークス」もレンタルしなくちゃ。
そうそう「ディヴィッド・リンチコーヒー」美味しかったです。ネットで買えるそうですが、国内なら欲しいなあ…

コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチをいかが

コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチをいかが