3位と5位のボウイ;「Q magazine」と「UNCUT」

 英国の音楽雑誌「Q magazine」10月号のフォーエバーソング3位にデヴィッド・ボウイの「LIFE ON MARS 」が選ばれてます。*1
あーそうですかあ…
大好きな曲ですが、日本なら絶対3位にはならないでしょうねえ。
ボウイの中でって限定しても、多分CMで採用された曲なんかのほうが知名度高いですよね?
長い間「火星の生活」という邦題を中心に考えていて、ちっぽけな日常を唄うところから、びゅーんと「火星には生活があるのだろうか?」と飛んでしまうところが凄いと思ってましたら、「火星には生命がいるのだろうか?」が正解みたいです。
それでもワープ度がとんでもなく耳にいつまでも残る曲です。
何十年か後、火星に人類が到着したときも、この曲話題になるでしょう。(英国では。)

 また同じく英国の音楽雑誌「UNCUT」10月号ではベスト50ギグの紹介があります。
それでボウイは Wembley Empire Pool, May 3-8, 1976 が5位に選ばれています。
ボウイネットからの紹介で、本誌を観てないので一位が気になりますが、Wembley Empire Pool(ロンドン)でのライブは私も何日かをブートで聞いてて、「その場に居たかったベスト5」に入る熱いライブだと思います。
当時ボウイは1973年7月3日に「コレが最後のショーです。永遠に。」宣言をして、翌年は「ダイヤモンドの犬ツアー」を、「去年?そんなこといいましたっけ?」的怒濤の勢いでアメリカを派手なツアーで横断します。しかし、ジギーで熱狂的にファンになった人が待望する英国ではツアーはありませんでした。
彼等が待ちに待ったデヴィッド・ボウイのライブが英国で体験できたのは、この1976年5月3日なんですね。つまり3年後になるわけです。
感極まって5月3日はボウイが泣いたと、バイオ本にあります。
ああーその場にいたいと思うわけですよ〜

 日本とは比較にならないライブ歴のあるイギリス人が選んでも5位なんだから、しかもなんと30年以上経過しても上位とは、あーオフィシャルで出してよーと切望します。
反面、えっそれからのボウイライブって英国ではどうなの?という疑問もちょっと。