銀のロケット

 毎年、阪急百貨店で開催される「英国商品展」がとても楽しみだった時期がありました。
毎回、アンティークの家具やアクセサリーを見て回るだけで、うれしくてわくわくいたしました。
でも、買うのは、紅茶やビスケットと銀製のチャーム。
チャームは英国らしいお茶目な仕掛けがあって、いつもどれがいいかとっても迷うのです。
小さな教会の中に新郎新婦、鳥かごの中に小鳥、ティーセットや星や月、大工道具やトランプなど、沢山の人に混じって選ぶのが、楽しくも大変です。

 ですが、ある時行きそびれた年があり、それっきりになってしまいました。
自分でも根気強いのか飽きっぽいのかわからない私。
あんなに考え抜いて選んだ何個かのチャームも行方不明になって数年…
気になっていたのですが、先日冬用のバッグのポケットから、懐かしのチャームと再会しました!
それはロケットになっていて開けると、なんということでしょう!
ちいさなダイヤの指輪が入っている、ハート型のチャームなんです。
銀製なのでお手入れが必要なんですが、ともかくうれしい〜
ちょっと上手に撮れてないけど、わかるかなあ、指輪。(もちろんイミテーション)