理想の客室乗務員

 いつの頃からか、飛行機に乗るのが苦手になりました。
めちゃくちゃ緊張するんです。私の足の下に何もないって…
「男の人はいいよねースチュワーデスさんになんやかんや話しかけられるだけでも、うれしそう。」
「そうだよーなぜ女性しかいないのかなあ。男性の客室乗務員がいて、女性も癒されたいわー」
っと、職場の昼休みは、フェミニズム観から女性ばかりはよろしくないと、熱い発言が相次ぎました。
「イケメンがいいよねっ!」
「でもイケメンつっても、人それぞれだから、人件費のこともあるし、オプションで乗客がホログラムで自分だけの客室乗務員を作って、言葉も選択できるなんてどうかな?」
「じゃ私。ジュード・ロウがいい」
「私、ブラビの鼻だけ違う人か、若いときのジョニー・デップ
「あれ?○さん(私)ボウイか中田じゃないの?」
「そんなあ!緊張しないために考えてるのに、そんな緊張する人呼べないよお〜中田はサービス業向かないしね」
「なんてやってるうちに札幌なら到着だね」
っと、どんどんばかばかしくなりつつも、どこかでコレいけるんじゃないか?
等身大じゃなくても私の横で「大丈夫ですよ」って、話しかけてくれるホログラムが実現してほしいって本気で今も考えてます。
職場の一同僚は、「そんなのより、やっぱりもっと現実的なのがいいなあ」と、別口の提案。
ジャニーズ事務所みたいな若い子を事前にネットで選択できて、指名があると搭乗してくれてポイント付いて何点かたまるとメジャーデビューできるっていうの」
「ファンのおばさまなんか、意味なく飛行機利用して、ばんばん指名したり、出張の夫にも頼んで、もうーデビューに必死なわけ(笑)」
なんだかホストクラブとマイレージポイントを足したみたいな妄想ですが、
こんな風にお昼休みは楽しく過ぎていくわけです。