高橋大輔選手フリーの曲

 わかりました!*1
びっくりです。私の生涯観た映画のベスト5に入るフェリーニ監督の「道」のテーマでフリーを滑るそう。
作曲はニーノ・ロータ
あーーこの映画号泣しました。
ジェルソミーナのあどけないがゆえの、悲しみのこもったまなざし。
ラストシーンの主人公荒くれ男ザンバノの涙。
今も涙しそうになる。
でも、この映画白黒でかなり古いんですよね。
ただの永遠のスクリーンミュージック的選曲ではないと、信じてますが、そうなると深いなあ…
NHKで公開練習風景を見ても、かなり奇抜です。わくわく〜*2

主人公のジェルソミーナは知的障害があるがとても表情豊かで、フェリーニ夫人でもある「ジュリエッタ・マシーナ」が演じました。
道化師を生業にしてるけど、おかしみの裏の悲しい笑顔がいいんです。
全然美女とかそんなじゃない女優さんでしたが、おしどり夫婦で、フェリーニが病死してほどなくして彼女も病死しました。
ネタばれになりそうなので、ストーリーは止めますが、余韻がいつまでも心に残ってます。
 
 その後がんがんスケールの大きい、くらくらする時間の流れる映画「サテリコン」や「フェリーニのローマ」「アマルコルド」どれもがっつーんとやられましたが、原点は「道」です。
実は「道」が一番遅く見た映画でしたが、フェリーニがなぜ好きなのか、わかった映画でした。