これだけは、確信できるのです。
私は、猫に気に入られていると思う。
朝は、スタイルのいいしなやかなクロネコに声をかけられる。
その後誰にでもにゃーにゃー言ってたが。きっかけは広場まで、私についてきたからです。
 帰りは、坂を上って遠回りしたら白と黒の猫に、お出迎えされる。
とても人なつこく、にゃーにゃーと寄ってきてコンビニ袋のなかのおせんべいに頭をすりすりする。
おとなになりたて?のしっかりした体形で、私に追いつけなくなるとシャンと座って、
また誰かを待つようだった。
ああーかわいい〜その気高い姿!

 子供の頃は俗によもぎ猫といわれる茶としろの猫「たま」が家にいて、
かわいがりすぎて「たま」に嫌われていました。
綿棒で歯磨きしたり、ベスト着せたり、おんぶしたり…
猫は高いところからくるりと回って着地するって本当かなあと二階から落とそうとしたら、
私の腕のなかで暴れ、腕に深い爪あとをつけて、さすがの着地成功でした。
今でも弓形の傷があります。
それでも大好きでした。
夕飯の時だけは、いつも隣でじーっと私を見つめてました。(私が好き嫌いが激しく残すことも知ってるので)
あんな純粋なまなざしで見つめられるなんて…幸せでしたわあ
両親が私の修学旅行中に、他所にもらってもらおうと画策してるのを察した私は、
旅行中何回も愛猫「たま」宛に絵葉書を出しました。
そのときは、大丈夫だったけど、結局姪の持病(小児喘息)には勝てず、「たま」とお別れしました。
 
 猫は今でも大好きなんだけど、たまが忘れられません。
たま以上にかわいがれる自信がないのです。

ここまで書いて随分乱暴な「かわいがり様」、まるで相撲部屋じゃないのと反省しましたが
あくまでも子供の私がやった話なのでご容赦くださいね〜