「新編 別世界通信」

 今日の朝日新聞新刊紹介欄に、荒俣宏氏の「アラマタ美術誌」が紹介されていました。
荒俣=博物学でしたが、美術の造詣も半端じゃなく新聞にも「美術の枠超え…」とあり楽しみです。
荒俣先生は、憧れの読書家です。好奇心旺盛、行動的なところ、社交的、丈夫なお体。
「逞しい本好き」っていう感じのお方。
なんでも趣向があうわけではないけど、いいなあ荒俣先生。
講義も聴講したいなあ
小説「帝都物語」も過去から未来まで駆け抜ける世界観がとても面白かったし(再読したいな)、
その印税を投資した大作の「世界大博物図鑑」もこれからも生き続けるでしょう

 急に荒俣本で、一番好きなのはこれだよねーと読み返したくなってアルモノを探しました。
それは「別世界通信」の最後にある
「書棚の片すみに捧げる100冊;選・荒俣宏+森脇暁」というお勧め本ベスト100冊の紹介でした。
片すみに100冊って??紹介だけで16ページです。
一冊ごとにコメント入りで、選ぶセンスも幅広く網羅して魅力的です。
私は図書館で借りたので、買うまでのお楽しみに、100冊紹介と、参考文献をコピーしてファイルしたのですが、買うこともなくそのまま忘れてしまいました。

 幻想文学の評論集だった「別世界通信」自体もあんまり覚えていないし、文庫で再販されているかなあと
検索したら、なんと2002年に「新編 別世界通信」が出版されていました。
あー迂闊でした。
新刊は絶版みたいです。
ネットで古書店のを注文しましたが、ハリー・ポッターなども加えられているそうです。
私の図書館本は1977年の初版で、重厚な「参考文献」「お勧めベスト100」が感動ものでしたが、
2002年の新編はどうかなあ。
それも楽しみです。

新編 別世界通信

新編 別世界通信

アラマタ美術誌

アラマタ美術誌