アンリ・サルヴァドール

 一年ほど前に、友人がCDを枚貸してくれました。
フランスのジャズシンガー「アンリ・サルバドール
初耳だなあ。と、聞いてみるとなんとなんと優しくやわらかく、包容力のある歌声。
すっかりファンになりました。
特に「Henri Salvador」の一曲目は、疲れが消えてしまう魔法があります。
その頃、私は仕事が外注に出されるらしいと知って、がっかりしていました。友人は、それを知ってCDを貸してくれたのです。
本当に音楽はいいものです。
フランス語の詞なんてわからないけれど、しみじみ聞きほれてしまいます。
1917-2008の人生は、多方面のミュージシャン(ボリス・ヴィアンの作曲も!)と関わり、勲章も受章しました。
でも、なんといっても素敵だなあと感激したのは、85歳のときに新しいアルバム「サルヴァドールからの手紙:Chambre Avec Vue」を発表したことです。
これが貸してもらったもう一枚なんですが、ボサノヴァ風に淡々と歌う味わいある歌声は、若いころのベスト盤とそんなに変わりません。
 最後まで現役歌手。好きだなあ。
今日は一日雨。こんな日にもぼーっと聞いていたい。
 

Collection Patrimoine

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サルヴァドールからの手紙

サルヴァドールからの手紙