「かもめ食堂」
DVDで映画を見て、私とは真逆のサチエ(主人公)だけれど、だからこそ暮らしぶりにあこがれました。
友人から本を借りて、読んだら、サチエ、ミドリ、マサコのプロフィールが良く分かりまた別の印象を持ちました。
映画は、ちょっと終わり方とかファンタジックでステキだなあと思いましたが、小説の方がもっとあり得ないなあ。
あの映画を観て、サチエの作るおにぎりや、焼き魚や、手作りのシナモンロールが食べたくなり、北欧の家具や食器を使ったセンスのよいカフェで、
お客がいてもいなくても、淡々と働くサチエの姿勢に共感しました。
あの映画観たとき、「サチエごっこ」こっそりしたもんねえ
つまり、あこがれる生活感漂う話でしたが、本を読むとサチエのフィンランドでかもめ食堂を出すまでがわかります。
あの動じない様子はサチエの性格にもよるのですが、一番の理由は宝くじで一億円当たったからなんですねー
つまり儲からなくてもいいんです。
くじ運強いからと、何度も挑戦したうえで当たるのですが、それにしても、私には唐突な理由で夢のような展開でした。
こんなエピソードがないと、北欧で食堂は無理なのかなあ。そう思わせたくないから映画は出てこない話なのかなあ
それ以外は、映画とほぼ同じ期待感で読めました。
大人になっての友情とか、羨ましい世界があって、また映画も観たい。
今年の夏は、いつもに増して暑いけれど、だらだらしないで、サチエのように淡々と…まっ私には無理か。
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