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「フォロー・ミー」

 1973年の佳作ですが、今まで、何人も友人が好きな映画にあげていました。
私も映画館でリバイバルを観て、友人たちと同じようによかったわあという漠然とした印象がありました。
なんと初DVD化だそうです。
まず映画を包み込むようなサウンドトラックが、心を打ちます。
主人公べリンダの内面のような繊細な歌声で、ロンドンのにぎやかな街並みを映しながら、寂しい「Follow〜」と流れると、
それだけで、胸が痛い。ちょっと心が折れているときに観たりしたら、このメロディだけで泣いちゃいそう。
 あらすじも単純なストーリーですが、喜びを分かちち合えない孤独がどんなに寂しいかに尽きるなあ。
今回観るまで、昔は、主人公と関わる探偵役の「トポル」が好きという人多かったなあというのも記憶にあるのですが、
なんか濃いオジサンという印象で観てました。
ところが、最後に、このにぎやかで明るくてひょうきんな人が、一番孤独なんだとわかるのです。
べリンダの寂しさを共用できる表情も魅力的で、最後はうるうるでした。
またこの映画の見どころは、当時のロンドン巡りもできるところ。
ロイヤルアルバートミュージアム、ケンジントン公演のピーターパンの像に再会できたし、食料名のある通りを沢山抜けたり、
1973年のロンドンがたくさん登場します。
 そして、ミア・ファロー(主人公)のファンションが、あらーーと思うくらい「今どき」に見えました。
ボヘミアン調のチュニックとか、トレンチコートをラフに着こなすとか、歴史は繰り返すんですねー
またインテリな夫のトリビア的発言も面白い。
第三の男」が代表作の巨匠「キャロル・リード監督の最後の作品だそうです。
それにしてはかわいすぎ〜と思ったら、本題は「THE PUBLIC EYE(世間の目)」と知りました。そ、そうでしたか…
特典もよかったです。(フルカラーのロンドンガイドブック+昔のパンフレット復刻版+ピクチャーDVD+初回のみポストカード、アウターケース)

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