残念な映画「グーグーだって猫である」

テレビ大阪で、深夜放送していたので、録画しておきました。
とっても楽しみにしていたのに…
原作者大島弓子先生は激怒しなかったのでしょうか?
脚本が酷い。少女漫画家で独身で、猫と暮らしている。
このプロフィールから作られた、凡庸なイメージを主人公に当てはめると、
役者が小泉今日子でも、アシスタントが上野樹里でも、女子があこがれる吉祥寺舞台でも
ここまで魅力ない映画になってしまうんだなあ。
ところどころ、本当の大島作品が登場しなかったら「グーグー」の話って思わない位です。
だいたい、恋愛対象?の年下医者の卵「加藤亮」登場も無理やりだなあ
監督は犬童一心ですし、彼の映画「メゾン・ド・ヒミコ」が私はとても好きなんですが、
この方が大島弓子作品に近いのでは?
と、wikiで検索したら、意外にも、彼は大島弓子ファンで過去にも「赤すいか黄すいか」
金髪の草原」を映画化してるんですねえ
えーそれに「グーグー」の脚本も監督…
でも、なんでタイトルにもなっているグーグーが主役でないわけ?
ぐーぐーのまなざし、どうしようもない可愛い仕草をもっともっと紹介してほしかった。
大島弓子ファンと知って、その気持ちが伝わらない映画に余計がっかりです。
映画はさておき、漫画の「ぐーぐーだって猫である」は、やっぱり傑作です。
私が大島先生になった気分でこの漫画を読みますと、幸せな心地になって癒されます。
この本と「ぼのぼの」は力が抜けて好きだなあ。

グーグーだって猫である1 (角川文庫 お 25-1)

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5巻まだ買ってませんでした〜
グーグーだって猫である(5)

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