ウフィツィ美術館自画像コレクション

イタリアフィレンツェウフィツィ美術館は、とても不思議な構造。
コレクションがずらりと並ぶ回廊があり、それがなんと建造物を結ぶ橋でもあるのです。
数年前のテレビ番組で、非公開のその回廊を、現役サッカー選手だった中田英寿が案内されているのを見ました。
その特別待遇で、中田さんはどう感じたでしょうか。
今回の展覧会で、この美術館の特色は、建物ばかりじゃなく1700点を越える芸術家の「自画像コレクション」と
知りました。
その気の遠くなるような、コレクションの歴史…
レイブラントが自分を描いた17世紀の作品も、横尾忠則の2000年の自画像も一つの流れとなって、私は人間の歴史を
無意識に、しかも短い間にずっしり味わえました。
イタリアも長い歴史の中で栄華もその逆も越えてきて、作品としての芸術的価値にはばらつきもありそうですが、それでも自画像にこだわった数百年は素晴らしい。
現代の方が、バラエティありすぎでは?とさえ思ったけど、未来から還りみたら20世紀〜21世紀の芸術家の主たる人たちになるのかなあ
なかなか玉石混合な魅力がかえって面白かったです。
最初に始めたコレクターさんは偉い。*1