メアリー・ブレア展

昨日大丸ミュージアムで鑑賞してきました*1
 
 一昨日のたぬさんのコメントで知り(感謝いたします!)、慌ててでかけたのですが、
全然知らなかったです。最近知ったアーティストですが、2009年開催の時は
大阪ではなかったのでがっかりしてました。
版元から図録を取り寄せどんどん好きになり、オークションで手帳も購入。
彼女が手掛けたディズニーの絵本も購入。
色調がとても好きなのと、全体を考えた構図。
よくわからないのですが「コンセプトアート」と紹介のなかにありました。
この言葉が一番、メアリー・ブレアの作品にふさわしい気がします。
ディズニーの映画やディズニーランドのデザイン。
こういう色合いでイメージでこういうシーンをいれてという、動画に成るまでの作品を
手がけた人です。
ディズニープロにはこういう人が大勢いたのかなあ。
展示の中に彼女の義兄(夫の兄で彼もディズニープロ)の作品もありましたが、1930年代のおしゃれな女性を描いた作品が
ティンカー・ベルそのものでした。ティンカー・ベルは妖精ですが、ちょとセクシーな感じがあるなあと思っていたので、
この女性象を見て、そういう時代に最初に登場したんだと思いました。
 
 ただ、がっかりしたのは、この展覧会はどうやら第2弾らしかったこと。
前回(2009年)、東京での紹介された作品の数々(ディズニー作品)がほとんどありませんでした。
ピーター・パンも不思議の国のアリスも…
 今回のテーマは「人生の選択、母のしごと。」
多分私が気に入った「コンセプトアート作家」としての魅力は
大阪が外された回に特集されたのかなあ
と、探してみると
2009年のテーマは「ウォルトが信じたひとりの女性。」だってー
「私は“3つの仕事”をした。妻であり、母であり、そしてプロのアーティストだった」
あーこういう目線か(ため息)
そんなの凡庸だなあ

額さえ全体の作品にしてしまう彼女の作品の魅力がなにも語られていない。