スペック+GANTZ(ガンツ)+花とアリス

 黄金週間、ガンツ以外職場の友人にDVDを拝借して、夜中にひとり鑑賞してました。
まだ2本あるのですが、うちのプレイヤーと相性悪くて見られませんー
全部日本の21世紀になってからのテレビ連続番組だったり、漫画の映画化だったりしますが、
どれも途中で止まらないほど私好みでした。
全然しらなかったわー日本にこんな作品があったなんて。
 まず映画「花とアリス岩井俊二監督
とても映像がきれいで、余韻の残る、いつまでも観ていたいと思う映画でした。
主人公の花とアリスは高校一年生で、花は一目ぼれした先輩が頭を打つところを偶然見かけて、
彼が記憶喪失になったと思わせ、自分は彼の彼女で、親友アリスは元彼女だと思いこませようとする。
酷い話だが、好かれたいという、一途な努力が切なくて泣けてしまう。
花は鈴木杏、アリスは蒼井優どちらも適役。
でも、この映画は男性から見た少女観だなあと思いました。
それも繊細な雰囲気を大事にする、映画のディテールも隅々まで構築する岩井俊二監督みたいな男性。
いい映画だったです。
岩井俊二監督の「スワロウティル」みたいな世界が好きと言ったら、
スペックも好きかも?と言って貸してもらいました。連続番組なので、夜中にどんどんのめり込んでみてしまいました。
警察の中に「未詳」という特殊能力(スペック)がらみの事件を扱う課があり、
雷竜太係長、捜査官の加瀬亮戸田恵梨香が事件を解決しつつ、
背後の大きな組織をじわじわ知っていきます。
あり得ないスト―リーだけど、2012年の滅亡説とか、最近のどこか怖がってしまうリアル日本自体の風潮にあっているのでは?
堤幸彦監督はやっぱり面白い。こだわりいっぱいで、笑いもある。
ガンツも、なんでー?とは一切考えずノリで見てしまった、マトリックスの世界観に通じる気がしました。
発想が奇抜で、よくこんなこと思うよねーっと職場でも妙に皆感心してました。