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あがた森魚ファン

音楽

月曜の深夜「映像'13」というドキュメンタリー番組をみた。
あがた森魚」の字を番組紹介でみて、さまざまな地でのライブツアー取材かなと思ったら、
似て非なる番組でした。
二人の熱烈なあがたファンを追う番組は、合間にステージでのあがたさんを映しながらも決して明るい内容ではありませんでした。
まるで「うたかたの日々」のパルトルコレクターのように、徹底してあがた森魚を「集め、記録する」Oさん。
ライブもほぼ必ず行くようだ。ネットのSNSサイトにセットリストも欠かさず記録。
私は随分前から彼をネット上で知ってました。Oさんなら2枚ずつ買うよね?と言われてましたが、2枚どころじゃない。応募はがきのあるなしでまた同じレコードの数が増えるのです。
だけど、どこにもコレクターっているし、別にいいじゃないの!って思うんだけど、気になったのは、彼は幸せに見えなかったこと。
妻と子供には別居されたけど、彼次第で復縁出来そうだし、お仕事も公務員だし、今住む実家はあがたモノが山のようにあっても余裕ありだった。ライブもまめに行くし行けるし。
幸せなのに(私はそうおもうよ)そう見えない。
一番思ったのはあがたさんの歌が聞こえてこない映像だったな。きっと家族はあがた大嫌いだろうな。そういう対象にされていることが、信じられないけど。

 そしてもう一人がUさん。91歳の母親の介護をしている。何から何までお世話している。
お母さんのために、紙おむつに尿漏れパットを縫い付ける作業までする。
元出版のお仕事をされていたそうだ。
会社は倒産して深夜の仕事をしているうちに、妻と子供が出て行ったそうだ。
Uさんは、束の間の楽しみで、あがたさんのCDを聴く。
そうかあ。大変だけど、あがたさんの音楽でバランスとってるのか。

 Uさんはそんな事情なのであがたさんのライブに行けない。
で、どういうつながりかわからないけれど、深夜ライブが終わると
Uさんは会場に車で来て、あがたさんを自宅まで送ることを続けているのだ。
深夜のあがたさんと二人だけのドライブ。
あがたさんはとりとめもなく、本音やライブのことをおしゃべりする。
なんて贅沢で幸せなひと時!
Uさんはさらりと、そんな世界も持っている。かっこいなあ。

そしてあがたさんは66歳になったが、まだ上をむいているのだ。
「売れたい」と思っているんだ。
あがたさんの魅力は分かる人が分かればいいと、私は尊敬してるからこそ思っていたが、
○万枚とかヒットチャートとか、狙っているんだ。
これもかっこいい立ち位置だなあと、鳥肌がたった。