先週、私の母が亡くなりました。享年94歳。
4月に施設で会った時は、エレベーターまで見送ってくれたのに、
風邪を引いて入院してからの、母は会話もするのだが表情が乏しくなり、
どんどん覇気がなくなるようにみえました。
それでも8月には髪がぼさぼさだったので3種類のカチューシャを買って持っていくと
丹念に選び、看護士さんが男前だね!と私が言うと「今はね、イケメンっていうんだよ」と、
おしゃれ心もユーモアも失っていない気がして、ホッとしました。
しかし。
9月は別人のようでした。
ここに書きたくないほど、ショックでした。
辛い状態だったけど、鎮静剤が効いてその母を見たのは私と姪だけだったのも、よかったと今は思えます。
最後の2週間ほどは、兄の家族に見守られ、静かに眠る日々だったようです。
携帯で甥が、「容体実況」をしてくれるのに、逆に今逝こうとしてる実感がわきませんでした。

私は、兄と二人兄妹で、兄とは13歳離れています。
親戚中でも一番年下なので、私はこんなおばさんでも○○子ちゃんと今も呼ばれてます。
母には絶対長生きしてほしいと、子供のころから願ってました。
両親が、友達の親より高齢だったので、子供のころはよく私を置いて死んでしまう夢をみて
枕を濡らしてました。

私の望みを叶えてくれて、ありがとう!!

今年私は、大阪から札幌に6回行きました。
今年ほど札幌は遠いなあと、思ったことはないです。

さびしいけれど、精いっぱい戦中戦後を苦労して生き抜いてくれた母に感謝でいっぱいです。