犯罪者David Bowie

 凄い掘り出しもの!*1
1976年、アメリカロチェスター警察署での「容疑者写真」。あちらではマグショットっていうそうです。
1976年3月25日撮影。21日、薬物不法所持罪で逮捕されるのですが、よくこんな公的写真が見つかったものです。
それもあちらのオークションに出品されて2,556$で落札されました!
ご本人は見たくもない写真でしょうが、まるで堕天使のよう。
こんな美しい罪人なら、看守になってもいいです。

 ちょっとバイオ本等で調べてみましたが、20日逮捕というのもありますね。
この辺りは、アメリカツアーの真っ最中で、
ボウイライブツアー史(!)でも必ず話題になる「NEWYORK NASSAU COLISEUM」でのライブがこの直後くらいだったはず。(ブ○とレコードには日付の記載はなかったですが、調べたら3月23日でした。)
このライブレコード、ラジオ放送なので編集してあるのですが、非常に華やか。
タイトに決めたボウイの衣装*2と対象的な濃い声量ある唄と厚みのあるバックバンド。素晴らしいです。
21日、逮捕、数時間後にイギー・ポップら数人と共に保釈。
23日、NEWYORK NASSAU COLISEUM公演
25日、裁判所出頭前にロチェスター警察にて撮影。
最悪の一日と最高の一日を過ごしていたボウイ。
美しい顔立ちに、気のせいか空虚さも感じられます。
当時保釈金は2,000$だったそうです。
朽ちた逮捕写真の方が高価になるなんて…皮肉な31年後です。

*1:http://www.davidbowie.com/news/index.php?id=20071118

*2:9月13日のエントリー写真が同じ衣装