デヴィッド・ボウイとブルームズベリーグループ
デヴィッド・ボウイはロックミュージシャンとして人生を全うしたが、
アーティストとしても多方面で活動していた。
ボウイの大ファンの私は総合的に「アート」を彼流の審美眼で長年観てきたのを
添うようにチェックしていたが、これ!っといつまでも眺めていたい作品に御目にかかったことはなかった。
ボウイが亡くなって、先月オークションでは名うてのサザビーがボウイの美術コレクション400点を公開した。
ボウイサイドから彼のコレクションをオークションにかけることも発表された。
落札された方のもとに散逸してしまうことに未練があって、図録だけ取り寄せた。
するとこの肖像画を発見!
ブルームズベリーグループの一員だった「リットン・ストレイチー」
上がコレクション図録。、下は、夫人である画家ドーラ・キャリントンの画集。(ドーラ・キャリントンの絵が大好きです。映画化もされました。)
私は20世紀初めに英国で存在した文化グループ「ブルームズベリーグループ」がとても好きで、いろいろ調べたこともあるのですが、まさかボウイのコレクションの中に「リットン・ストレイチー」の素描画を発見するとは!
もう何年も前のコラムで、アートのオークションでブラアン・フェリーはブルームズ・ベリーグループの作品を、デヴィッド・ボウイはダミアン・ハーストの作品を購入したと読んだことがあり、妙に納得してしまったのでした。
ボウイが、この絵画にどの程度関心があったのかは知りませんが、
私のすきなものが、ボウイも嫌いではなかったことが非常にうれしかったです。