フィギュアスケートグランプリファイナル

 ここ2,3日は、テレビに釘付け。
グランプリファイナル最終決戦が、イタリアトリノで開催されたからです。
時差の関係で、朝日放送が、試合の中継をしてくれたのは半日ちかく後になってなので、ネットや夕刊で「もう結果わかってる」状態で観戦でした。
でも。
昨夜の浅田真央のフリーの演技には、思わず目頭が熱くなりました。
前日最下位で、一昨年女王にまでなった彼女には屈辱的ポジションだったでしょう。
なんとも痛ましい失敗ぶりでした。
フリー当日も「わずか5点差あまり」とマスコミが連呼し(詳しくいうとTV朝日もっと詳しくだとM岡氏)、密着されるのは応援より煩わしかったでしょう。
私は個人的に彼は面白いと思ってるのですが、あーいうデリケートな心理状態に私なら一番避けたい人ですねー
それが、フリーは一位なんですよ〜
17才の可憐な少女、きっと心細いだろうなあとか銀盤にたつ彼女をみてどきどきしましたが、始まってみると、「完璧なパフォーマンス」でした。
なんか神憑り的でしたなあ。総合2位だったけど、この体験が、また彼女を成長させるでしょう。
 その前にあった男子フィギュアも素晴らしかったです。
ショートプログラムで僅差ながら一位だった高橋大輔には、もう一位しかありませんという空気が漂ってました。
 しかし…やっぱり世界一は甘くなかったです。
2位につけたステファン・ランビエールの「男前」と「衣装」とが昨年よりバージョンアップしてました。
今年のテーマ「フラメンコ」に高橋大輔は負けたと思います。(ショートプログラムはヒップホップにランビエールが負けたように。)
ランビエールとフラメンコは、相性抜群です。
ジャンプなんか、高橋大輔のほうか実力あると思ったけど、最後の最後にフラメンコの流れからお約束の高速スピンは、くらくらしました。
つまり、細かい技術より、観衆を虜にさせる魅力が鍵かもしれません。
これは、世界選手権も手強そうだなあ。
しかし、トリノオリンピック8位の頃に比べると高橋大輔も顔つきが凛々しくなり、パフォーマンスも彼らしい雰囲気を醸し出せるようになってきたと思います。
いつも、インタヴューが謙虚さに満ち、日本人だなあって思います。

 凄いなあ、みんながりがりに痩せてるのに、根性ため込んでいるのねえと感心しきりです。
のめり込み激しい私、生のアイスショーが見たい!