「耳をすませば」

 土曜の昼下がり、私しかいなかったのでTVのロードショーを録画しておいた「耳をすませば」を久しぶりに観ました。
久しぶりというか、こんなに集中して、このアニメをじっくり観たのは初めてです。
感想→「あー中学生に戻ってこんなことになりたい!!」
本当に健気で一途な恋物語なのに、最後は涙、涙。羨ましいのと、もうこの世にはない懐かしくも寂しい諸々…
上2段は、アニメの「時をかける少女」(これもテレビ録画)観たときと一緒だなあ
 東京郊外なのに非常に景色が美しく、ラストシーンが特に羨ましい光景です。
自転車で、坂道で、街が一望できて、今まで主人公の少年だけの秘密の場所だったところで、美しい日の出を一番好きな少女と見ている。
最近、年なんでしょうか。
やたら涙腺が弱くて困ります。
人生最高の幸せってこういう時なんだろうなあ。
他にも一心不乱に図書館で調べモノをしてると、気付かない間に天沢君が向かいに座っているシーン。
こういう、ちょっとしたときめく思い出もをすっかり忘れてしまうんですねえ。
いつの間にか「図書カード」も「ワープロ」も消え、女の子が夜道を歩くとか、良く知らないお宅にお邪魔するとか、このアニメに煌めく何気ないシーンがとても懐かしく無くなってしまった今が寂しくもあります。
映画自体どちらかというと地味な感じがしましたが、見終わっても、懐かしい心地よい気分がのこりました。
少女漫画が原作ですが、少女「月島雫」も少年「天沢聖司」も、あんまり濃い美形じゃないところがよかったです。