最古の不思議の国のアリス
およそ100年前に、もう「不思議の国のアリス」は映画化されていたなんて!
こちら「クララの森・少女愛惜」のblogで知り*1、早速購入いたしました!
DVDは1903年製作の7分ものと1915年製作の53分もので、構成されておりました。
よく読まないで、即鑑賞してこれが100年前の…っと感無量で見てましたが、新しい(といっても1915年)方が先でした。
どちらも無声映画ですが、ちゃんとピアノの伴奏ありだし、解説も訳があり、画像も思ったより綺麗〜
面白いのは、今とアリスのお話の捕らえ方が、ちょっと違うと思いました。
アリスがお姉さんと外に出かけるまでが長いシーンの割りに、ウサギの穴に落ちていく過程(私はここが大好きなんですが)は、ストンという感じであっけなく、有名なキ印お茶会は1915年はありませんでした。
多分「地下の国アリス」が原作なんでしょうかね、当時はこっちの方が有名だったのでしょうか?
でも、セットがとても素晴らしく、イギリスの庭や海、川でのアリスとアリスをめぐる不思議な動物の細かいつくりにも感動でした。
テニエルは関わったのかなあ。テニエルの挿絵にすごく似てる!
彼は1914年に亡くなっているので確信できませんが。
この自然に任せたような優雅な庭は、セットなんだろうか?今も存在する庭なんだろうか?
少女アリスの愛らしさ!アリスのイメージに近いなあ…でも100年近い年月が過ぎたんだ…
ルイスキャロルが書いた「不思議の国のアリス」のモデルといわれるアリス・リデルは観たのかなあー
近年発見されたそうですが、これはホントに見る価値アリです。
しかし!
私はこのDVDにもうー凄く怒ってます!!
深夜PCで観たんですが、「映画紹介」を何気なく観たら…
この映画とは、真逆のスプラッターホラー日本映画の紹介!
血みどろの世界ですーー
怖いというよりビックリして、消すのにもばたばたしてしまいました。
そんな自分をあざ笑うかのような、次々のあんまりなシーン。
アリスの余韻に酔っていたのに、なにこれーー(怒)関連性ないよ、全く。
これからお買い求めで、グロイホラー大嫌いの方は絶対「映画紹介」は見ないことを勧めます。
- 出版社/メーカー: WHDジャパン
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: DVD
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