愛の旅人 シャガール展

 マルク・シャガールは昔から大好きな画家ですが、「愛の旅人」。
うーーなんと恥ずかしいネーミング!
私は、こういうベタな表現大嫌いなんですけど、わざと情感たっぷりに「愛の旅人シャガール展一枚」って言ってみたかった気もします。(友人が割引券で購入してくれました。)
会場の天保山ミュージアムは、遠いようで割と近くさっと到着。*1
ほどほどの混みようで、「オッデセイア」や「ダフニスとクロエ」や聖書の挿し絵シリーズも、ゆっくり鑑賞できました。
色の混ぜ案配とか、独特の構図とか幻想的なんですが、意外と真面目で実直なんじゃないのかな?
シャガールって。
好きな絵はいっぱいあったけど、絵はがきになっていなくて、画像にある「エッフェル塔と新婚の二人」を沢山買いました。
シャガールの絵は「花瓶の花」や「花束」が良く登場しますが、彼にとって「花束」を、初めて見たのはパリで
「パリの象徴」だそうです。
今では、普通に見かけますが、
「花束」って戦前のまして寒冷地ロシアでは、庶民の生活にはご縁がなかったでしょうね。
画家にとってパリは憧れだったでしょうし、花束は=パリってのも頷けるなあ。

 ミュージアムショップで「アンリ・カルティエ=ブッレソン自選コレクション」図録発見。
最近「美の巨人たち」で特集があって感銘を受けた写真家なんですが、4月に展覧会があったんですね(泣)
それでも、写真集ほしいなあ。って思っていたので図録が買えてよかったです。
大阪芸術大学所蔵なんですね。
20世紀を証言するアイテムの一つです。
神様が、そんな使命を彼にもシャガールにも与えたから、長生きされたのでしょうか。