「20世紀少年」+「21世紀少年」

 ふうーー読みましたあ〜全22巻+2巻
友人は大人買いして、8時間で読破したそうですが、それをお借りした私は約3週間かかりました。
友人は、連日2から5冊、職場に持参してくださるのですが、先週ショッピングバッグを開けると15巻からいきなりラスト3巻入ってました。(つまり20から22巻。全貌は21世紀少年でわかる)
ああこれって辛いです。物凄い焦らしナントカじゃないのおお〜
祝日もあったりして、即拝借も出来ず、我慢できない私は、禁断の行動に出てしまいました。
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この漫画はビッグコミックスピリッツで約8年間連載されたそうですが、最後の最後まで犯人が全くわからない状態を引き伸ばしつつ、話の内容もSFながら、リアルで怖いし、登場人物も魅力的だし、期待通りの傑作でした。
私が8年間愛読していたら、思い入れも強くて、この犯人やエンディングにえっ?とか思ったかもしれませんが、初めの方の子供時代のことがとても印象的なので、なにかまた少年時代の子供じみた約束や悪さの言い訳に戻るのは納得できました。
 懐かしい思い出が、実は大人になって有名人になっていたとか、素晴らしいレアな貴重なものになっていたとかの話はけっこう多いけど、ここまでスケールが大きく、子供の未来予言なのに、緻密なリアル感で迫ってくる矛盾も面白く、夜毎夢中になってしまいました。
ただ子供相手にインチキなおもちゃを売る人とか見たことがないです。それからナショナルキッドというのも直接は知りません。やっぱり東京は違うのかなあ
私にとっても、1973年(タイトル名となるT・レックスの「20世紀少年」を主人公が中学の放送室で流す)は、特別な年です。
1973年。デヴィッド・ボウイが4月に来日しました。(1972年11月T・レックス来日「2世紀少年」はその時日本で録音されました。)
私にとっては、ジギースターダストとしてのボウイはかなりの衝撃でした。
その後同じ年の10月にT・レックスは再来日しますが、グラム・ロックブームは終焉してました。(BOWIEは7月にロック活動終止宣言)
日本では、マーク・ボランは人気がありましたが、アイドル的人気で、ケンジが学校で「20世紀少年」をかけるシーンはちょっとなあ。
当時の「男子」ならディープ・パープルとかツェッペリンじゃないのかなあ
この曲はまあまあヒットしたけど、20世紀末にはボノが「ムーラン・ルージュ」のサウンドトラックで歌い、プラシーボとボウイがイギリスのテレビ番組で歌ってますね。
作者浦沢直樹さんは、この曲、効果的に上手く使ってるなあ
映画も気になります。*1