ミューズ「脱出創世記;交響曲第3部」

ザ・レジスタンス

ザ・レジスタンス

 もともとミューズが好きでしたが、「ザ・レジスタンス 」は大好きなアルバムでした。
アメリカのフィギュアスケート選手ジェレミー・アボットが、
昨年のフリーでこのアルバムの最後の曲である、「脱出創世記;交響曲第3部」を使ったときはとても驚きました。ミューズのようなロックを真正面から滑った選手は初めて見ました。
彼は、高橋大輔と同年齢のはずで、すごく新鮮でした。
壮大な世界観がとても好きです。
彼も引退すると聞いてますが、こういう新しい曲で滑る選手が出てほしいなあ

  

あがた森魚ファン

月曜の深夜「映像'13」というドキュメンタリー番組をみた。
あがた森魚」の字を番組紹介でみて、さまざまな地でのライブツアー取材かなと思ったら、
似て非なる番組でした。
二人の熱烈なあがたファンを追う番組は、合間にステージでのあがたさんを映しながらも決して明るい内容ではありませんでした。
まるで「うたかたの日々」のパルトルコレクターのように、徹底してあがた森魚を「集め、記録する」Oさん。
ライブもほぼ必ず行くようだ。ネットのSNSサイトにセットリストも欠かさず記録。
私は随分前から彼をネット上で知ってました。Oさんなら2枚ずつ買うよね?と言われてましたが、2枚どころじゃない。応募はがきのあるなしでまた同じレコードの数が増えるのです。
だけど、どこにもコレクターっているし、別にいいじゃないの!って思うんだけど、気になったのは、彼は幸せに見えなかったこと。
妻と子供には別居されたけど、彼次第で復縁出来そうだし、お仕事も公務員だし、今住む実家はあがたモノが山のようにあっても余裕ありだった。ライブもまめに行くし行けるし。
幸せなのに(私はそうおもうよ)そう見えない。
一番思ったのはあがたさんの歌が聞こえてこない映像だったな。きっと家族はあがた大嫌いだろうな。そういう対象にされていることが、信じられないけど。

 そしてもう一人がUさん。91歳の母親の介護をしている。何から何までお世話している。
お母さんのために、紙おむつに尿漏れパットを縫い付ける作業までする。
元出版のお仕事をされていたそうだ。
会社は倒産して深夜の仕事をしているうちに、妻と子供が出て行ったそうだ。
Uさんは、束の間の楽しみで、あがたさんのCDを聴く。
そうかあ。大変だけど、あがたさんの音楽でバランスとってるのか。

 Uさんはそんな事情なのであがたさんのライブに行けない。
で、どういうつながりかわからないけれど、深夜ライブが終わると
Uさんは会場に車で来て、あがたさんを自宅まで送ることを続けているのだ。
深夜のあがたさんと二人だけのドライブ。
あがたさんはとりとめもなく、本音やライブのことをおしゃべりする。
なんて贅沢で幸せなひと時!
Uさんはさらりと、そんな世界も持っている。かっこいなあ。

そしてあがたさんは66歳になったが、まだ上をむいているのだ。
「売れたい」と思っているんだ。
あがたさんの魅力は分かる人が分かればいいと、私は尊敬してるからこそ思っていたが、
○万枚とかヒットチャートとか、狙っているんだ。
これもかっこいい立ち位置だなあと、鳥肌がたった。

「Where Are We Now?」

 David・Bowieが、1月8日に発表した10年ぶり新曲です。
こんな日がまた来るなんて!
私は、信じられないほど嬉しいです。
その日は1月8日はボウイの66歳の誕生日でした。
ここ何年か、BINさん主宰のボウイ誕生会にお邪魔する日でした。
BINさんのような濃いボウイファンからライトな方まで、毎年「ボウイこのままなんかなあ…」
と、いう現状より先はいつも進めなくて、でも過去のライブの話なとに盛り上がる楽しい一夜。
今年も「とあるかっこいいバー」を貸切ってのボウイ三昧を期待して、
私は電車に乗り車中で何気に、スマホのボウイfacebookを見たんです。
あっという間にその日発売の「Where Are We Now?」をPVで見る聞くが…

 私は2013年の1月の電車に乗っているのに、ボウイの「新曲!」を聴いている!
この現実には、ものすごく衝撃を受けました。
目の前の普通な情景。でも10年待ったボウイの新曲が世界に発信された日なんだ。
しかも3月にアルバムが発売されるという。
しかも
しかも、なんていい曲なんだろう。
昔から「YOU」「WE」を使用する詩が多かったが、この曲の柔らかい呼びかけには泣きそう。
 2004年の心臓手術以後も、ぽつりぽつりと登場し、歌声も聴けたが、ここ数年
音楽方面は引退か?とさえ思わせるおこもり状態だった。
それが、「Where Are We Now?」は気負いがまるでない。
いつもの仲間で、今年はこんなの作ってみました〜
2004〜2012のアルバム制作空白なんてなかったかのようだ。
嬉しいんだけど、まさかこんな日が来るなんてねえ?思ってた?
と、何度も自問自答し、にやにや幸福感に浸るのが、最近の私です。

The Next Day

The Next Day

2012年もあと1日

『忙しい』今年一番私の心を占めていた言葉かもしれない。
毎日のんびり何年も過ごすと、それが当然に思えてましたが、
去年の東北の大地震、そして今年になっての家族の病気など、突然あるんだなあを
実感した一年でした。

 でも、私の忙しいは、楽しいことでも沢山あった一年でした。
今日、夫に居間のテーブルの上きれいにしてよと、リクエストされて重い腰をあげた。ソファの前の低いテーブルは木目が見えない程にカミモノの山!
一番多いのは2種利用している生協のカタログ。
年末はややこしい注文なので後回しにしていたらたまってしまった。結局ネットで注文して、カタログをじっくり見る暇がありませんでした。お金関係のはがき、バーゲンのハガキ、バンバン捨てました。
購入して未整理の、美術展の絵葉書の多いこと!
かわいい、きれい、すごい、心の琴線に触れたものは購入してファイルする。小さな絵葉書を眺めると、また作品の前に即立っていそう。鮮度のある思い出ですねぇ。

 あと、「DAVID・BOWIE」「高橋大輔」「あがた森魚」「読書」「映画」「演劇」「美術展」のファイルに入れる。他に料理とか、同窓会とか、ファイルもあったが見なかったので中止しました。読書ももう来年はPCファイルに変わるかも。チケットの半券も捨てない。
 これでなんとかすっきりかな。
とってもモノグサな私は、年に何回かリセットして、なんとか趣味と生活の均衡を保ってます。

大晦日、今年は友人お勧めの京都の料理屋さんのおせちを注文しました。
これで楽したかったけど、多分やっぱり
いろいろ作ることになりそう。

来年は明るい年になりますように!

CT

今日、仕事休んで、胸のCTを市民病院で撮った。
健康診断で肺に影が見つかったのだ。
他全部ほぼAだったし、腫瘍マーカーーも異常なしだったけど、
影ってかかれるとビビるなあ
先月半ばから、面談したり、レントゲン再撮影したり落ち着かなかった。
私の家族は肺がん体験者が多いうえに、今夫の姉はまさにそれと戦っている。
レントゲン写真をみて先週先生は「骨でしょ」とおっしゃたが
今日の最終検査でのそのお言葉を、待ち遠しく期待した。
でも、何の保証もないし怖いものだなあ
 体験した方々は、こんな心細い心境で毎日過ごしてきたのかなあ
CTの後2時間待ちで、肋骨がすこし映っただけ。と言われた。
結果が、安心できる内容だったら、きっと晴れ晴れするだろうなあと、思ったけど
そうでもなかった。どんどんこれから、こんなことで病院にいったりするんだ。
これはその序章なんだ。と、結構真面目に感じた。
 
 待合室での読書はSFマガジン10月号「レイ・ブラッドベリ追悼号」でした。
再読したくなった。お人柄の良さが、どの追悼文にも書かれている。

「最強の二人」と最弱な自分

 一日は映画1000円の日だったので、友人のお誘いで急きょ映画観てきました。
最悪の環境に暮らしながら、(主人公は逮捕歴もあるすさんだ生活を送り、もう一人は大金持ちながら、最愛の妻に死なれ、
事故で首から下が動かない。)意気投合してしまう友情ものです。笑えるシーンもたくさんですが、最後にモデルとなった男性たちの
近況を写真とともに紹介し、実話だったとわかります。ラストに泣けました。
フランス映画らしい、毒のこもった会話や価値観も面白かったです。
落ち込んでいるときは、絶対お勧めですよ!
 最近の私は、仕事に燃えていたのに、いよいよフィギュアシーズンのグランプリシリーズに高橋選手登場したのに、
はああ気持ちが折れそうです…
 健康診断で再検査と出たのです、
なにこれー怖いなあ

ああっという間に

気持ちのいい季節になり、週末になると友人とふらふらする。
10月もそんな月でした。
 京都で「ポール・スミス」のレセプションパーティに縁あってご招待を受けました。
町屋をリノヴェーションした粋な店内で、鋤田正義氏のデヴィッド・ボウイを被写体にした写真展が催されました。
私は実は鋤田氏の作品が至近距離で拝見できることが、一番の目的でした。
ところが、鋤田正義氏、ポール・スミス氏が来店され、一人一人と握手&写真を撮ってくださるという大サービス!
お客さんも大盛り上がりで、鋤田さんとお話することは叶いませんでした。
あーいう時代の最先端の方々の中に、身を投じるなんてめったいにない体験!夢のようでした。
鋤田さんは少々お疲れ気味。
ポール・スミス氏はいかにもかっこいい英国紳士然とした風貌。65歳(ボウイと同年齢)ながら、スレンダーで素敵でした。
みんなと別れ、一人阪急京都駅に向かっていたら、山中教授ノーベル賞決定の号外が配られていましたよ。

 その出かけた仲間はカフェ「LOW」つながりなんですが、カフェが28日6年間の幕を閉じました。
クロージングパーティに出かけましたが、半分は知らないお客さん。でも最後まで和やかなお店でした。
この数年は濃い客じゃなかったけど、こんなに幅広い方々に贔屓にされていたんですねえ
お疲れ様!!

 また、この時期はフィギュアスケートのグランプリシリーズが始まり、久しくあっていない友人と携帯でチャット替わりに選手のプログラムの感想を
言い合う楽しみがあります。
まったく便利な時代ですねえーお互いにテレビを観てない状態でもネットや、youtubeで即結果が見られるのです。

 こんなこともありました。私の職場で、近世の掛け軸を先生と学生が鑑賞に来られるのでお手伝いをしました。
あれっていろいろしきたりというか、決まりがあって、最後の軸をしまう方法が難しくて難しくて…
こんな時もパソコンのホームページやyoutubeが役に立ちました。
まあなんとか上手くいったけど、次回と日にちが開くとたちまち忘れるんですよね〜