幸せ

 16日の金曜日午後7時頃、帰宅して我が家(坂の上にあります)のベランダから南を眺めると、大阪の中心部がキラキラとネオンが瞬き始めとてもきれいなのでした。
前日の大雨のせいで空気も澄んでいるのでしょう。
平野を囲む山並みもきれいに見え、金曜夜の人々の楽しい夜の始まりが、ぴかぴか光ってかいま見えるようで愛おしい景色でした。
それでいて、今にも日が沈もうとしている西側の空は、夜色の暗い雲と
まだ昼色の明るい空が交差し、夕日は傾いているのに、雲を突くような閃光を放っているのです。
まるで教会で頂く聖書のカードにあるみたいなドラマチックな光景でした。
凄いな〜とぼーっと上ばかりみて、目線を下げると近代的なマンションが並んでいます。
自然にとって意味のないただの箱に見えました。

 こんな同じ景色も、二度と巡ってこないんだなあ。
って、子どもの頃はぼんやり雲を眺めてばかりの自分だったなあ。
そういうことが幸せって、ごく最近気付きました。