「書標9月号」

「ほんのしるべ」と読ませるところが、こだわりですね、ジュンク堂書店の発行の冊子です。*1
領価50円ってありますが、カウンターで無料で配布されています。
いつも書評が役に立つので、機会あれば頂いてましたが、
今月号は「特集文化系女子」でした。
以前「ユリイカ2006年11月号;文化系女子カタログ」の感想を書いた事があったけど、品切れになったことと、逆に新書館フォア・レディース・シリーズが思い出復刻版「ひとりぽっちのあなたに」として3冊セットで復刊されたことも知りました。
私の友人は審美眼をもっていました。彼女はこのシリーズは殆ど今も持っていることでしょう。
80年代くらいまでごろごろどこの書店でも、見かけて「寺山って少女趣味なんだあ」と小馬鹿にしていた私なのに、今はそんな世界が大好きなんでした。
私も2冊くらい押入に眠っている筈です。
この「特集文化系女子」は8ページに3段組に凝縮して「女子本」を紹介されてまして、このブロックではもう「あーあーそれそれ本」ばかりながら読みやすかったです。
最後の「これぞ文化系女子」の方向性(落合恵子本谷有希子市川実和子)が、ちょっと私とは合わなかったけど。むしろあと一人の辛酸なめ子さんが好きですね。「自立日記」は、彼女の個性的魅力がわかります。

自立日記

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