「サイモンバーチ」
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: DVD
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長生き出来ないと知った両親は放りっぱなし(ここが理解しがたい)で、親友ジョーと美しい彼の母の愛情でのびのび育つ。
本当に夏の森のシーンは仲良し少年らしい遊びに満ちて、微笑ましくて羨ましい光景だ。
しかし・・・
サイモンは自分がこんな状態で生まれたのは、神様からある使命を受けているからだと信じている。
それが何かをいつも考えているサイモンは外見はお子ちゃまでも、とても信心深い聡明な少年だ。そのくせ小憎らしいところもあるので、映画の主人公じゃなく「サイモン」が存在しているかのように見てしまった。
ジョーも未婚の母が、亡くなるまで父の名前を教えなかったので、父を知りたいという気持ちを日々募らせている。
流れのままに見ていると、ラストもうすうすわかるのに滝涙でした。
この2人の少年演技巧いなあ。
私には本当のサイモン&ジョーに見えたんですよ。
サイモンが橋の上で泣くシーンは美しい哀しいシーンで、私も号泣。
ジョン・アーヴィング原作だから、以前から見ようと思っていました。
この作家はストーリーの面白さでぐいぐい読ませる。
殆ど分厚い作品で、話に寄り道も多く、一番の特徴は「ありえないでしょう」話が登場するところ。
が、一番の魅力でもある。
「ガープの世界」「ホテルニューハンプシャー」「サイダーハウスルール」を映画で観て、始めの2作品は原作も読んだ。
どれも大好きな映画です。
ジョン・アーヴィングは血縁関係じゃない親子の愛情にこだわりがあるのかなあ
そういう他人ながら信じあうドラマっちっくなお話が多い。
オウエンのために祈りを〈上〉 (ジョン・アーヴィング・コレクション)
- 作者: ジョンアーヴィング,John Irving,中野圭二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
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