「新編 別世界通信」到着 

 2002年初版で、折り目もない美しい古書を入手できました。
前回も書いたけれど、元版のブックリストは、私には多大な影響を与えてくれて道しるべとなりました。
今はは、読み返してもファンタジーの領域を軽々と越えた心地よい本がたくさん登場します。
ジュリアングラック、ハンスヘニーヤーン、イタロカルヴィーノボルヘス...
SFとも単に幻想ともいえない多くの作家たちに出会えて、幸運でした0。

新編は、うれしいことに巻末の"本棚の片すみに捧げる180册+5"に増えてました!
この5がおちゃめだなあ
ざっと180册5を眺めると、長い年月の経過のせいもあり既読のお勧め本もけっこうあり、
元版の続きを「わたしは歩んできたのかな」と秘かに誇らしい気分にもなりました。

本篇はゆっくり読むつもりですが、元版から四分の一以上改編だそうです。
映画「ロードオブザリングス」がきっかけになっての新編なようですが
そのせいか元版より日が当ってるファンタジーもの主体な気もします。
私も、ハリーポッターは大好きなので、この方向も好きですが、 前のマニアックな「アカシャ年代記」とかのも捨てがたい力作でした。
こっちも文庫で再読したいです。
それにしても、荒俣宏氏は、素晴らしい仕事をしますねー