「ライフ・アクアティック」

先月前売り券を買ったのに、初めての映画館のせいもあり(けっこう方向オンチ)、先延ばししてるうちに、「えっ?やってる?」と焦って昨日観てきました〜
http://www.movies.co.jp/lifeaquatic/index.html
ウェス・アンダーソン監督の映画はこれで三本観ましたが、(「天才マックスの世界」と
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」どちらもTV)どれも私にはツボでした。
でも好き嫌いの別れる監督かも。
あまりにばかばかしいと真面目に受け取るとつまらないかもしれないです。
とにかくいつも登場人物満載の上に、やたらあり得ない背景を持ち、ありえないことがあるのです。
今回は落ち目だが世界的有名な海洋冒険家の、海洋ドキュメンタリー映画製作の旅。
大活躍のわりにわがままで心は冴えない主人公。
でも観ているうちにこの映画の世界にどっぷりはまり、全部肯定してしまうので、あ〜また観たい!よかったあと映画館を出たのでした。
今回の見所はそんなおかしな映画の随所にBGM係のギター弾きがいて、常にボウイの名曲をボサノヴァ調で歌うこと!(もちろんポルトガル語
おかしなストーリーにゆるゆるさが、また絶妙です。
でも、著名な海洋冒険家(主人公52歳)のもとに、突然息子と名のる青年が登場し、夜の船上パーティで動揺する彼に、ボウイの「LIFE on MARS?」のサビ部分がとっても効果的に使われていて、海に揺れる船の明かりと共に美しいシーンでした。
ラストも一概に不幸とも幸福とも呼べないが明るい愛情に満ちた雰囲気に、デヴィッド・ボウイQUEEN BITCH」はぴったりでした。

久しぶりに映画館で観るお楽しみは、何作もの「予告編」
何が出るかわからないところがわくわくです。
海に潜水したら取り残されるというスリラー?ものは、絶対観たくないと思ったし、
皇帝ペンギンは120日間絶食して子供を育てます。」とはじめにテロップが出ただけで、泣けてくる「皇帝ペンギン」も観たくないと思いました。(反省しすぎて落ち込みそう)
メリンダとメリンダ」コレはなんとかまた劇場で観たいなあ
ウッディ・アレン映画の、登場人物のスノッブな暮らしぶりとか観るも好きなのです。

それから劇場の中で知ったのですが
「ライフー」のブラジル人歌手(BGM係りのギター弾き)セウ・ジョルジが夏に
来日なんですね〜
関西は8月28日17時開演ラブリーホール大ホール
http://www.lovelyhall.com/
真夏に聞きたいと、映画観た時思ったのでうれしいんですけど・・・
会場が遠すぎます。はあ〜(ため息)