グリーン・ノウの魔女L.M.ボストン著
グリーン・ノウ物語〈5〉グリーン・ノウの魔女 (児童図書館・文学の部屋)
- 作者: ルーシー・M.ボストン,ピーター・ボストン,亀井俊介
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1969/01/20
- メディア: 単行本
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グリーン・ノウシリーズ5冊目一応コレで完結。別巻「グリーンノウの石」がある。
児童文学と児童に限定するのはおかしいです。
1300年前の館に住むおばあさんが主人公で、いろいろ事件が起こるのですが、
作者は実際にその日本でいうと平安時代に建てられた邸宅に住む、
老婦人なので、まるで本当に起こったかのようなリアルさです。
そして随所に現れるおばあさんの考え方が魅力的なのです。
「この前もある人がここに来て、『なんて気持の悪い絵をもっているの』っておっししゃるんですよ。
でも、わたくしはむやみに気もちのいい絵はほしくないのです。人生と同じで、ちょっと変わったところがあった方がよいのです。こういう古い家では、いろんなことがよくわかっていると同時に、わからないこともあるんです。」
(これは、日本画「風神雷神」を飾っての感想です。)
1〜4までは実は10年ぐらい前に読んでまして、完読するのがもったいなくて
5を放置してました。
その間に、本自体を書店で見かけなくなり、図書館で借りました。
(ネットでは買えますけどね。)
私って、ケチというか、「お終い」がもったいないんですねえ
「指輪物語」「ナルニア物語」「赤毛のアンシリーズ」「ゲド戦記」
どれも完読したら世界に入れなくなってしまいそうで、最後まで読んでないのです。
例外「ハリー・ポッターシリーズ」は同時進行、友人に借りて読むから。
そんなぐだぐだ言ってられません〜