読書

帝国の夢ー地上管制官室よりトム少佐へー

80年代SF傑作選の短編ですが、デヴィッド・ボウイの「スペースオデティ」の歌詞と同じなので、 気になって読みました。 やっぱりボウイの曲からインスピレーションを得たようです。 (2005.12.14ご参照。kei-harretさんのコメントが詳しいです。) 作者イア…

デヴィッド・ボウイもクライアント?の彼。

3月、4月は、新しい風が吹いたりします。 その度に私って・・・と、ため息つき、まっいいかあでここまで来ました こういう季節はこの手の本の誘惑に弱いです。 自己啓発本って、どうも、う●●臭くて読んだことないのですが、この本はちょっと立ち止まりまし…

「不思議の国のアリス」その2

この物語のどこが特に魅力的か。奇想天外なストーリー、登場人物、細かいディテール。 アリスの主人公としてのずばりな永遠の少女アイコン。 そして・・・ 私には特別好きなシーンがあります。 それは「アリスが兎の穴に落ちていくシーン」 穴はストーンと落…

「不思議の国のアリス」いろいろ。その1

最近ムーミンが代表作品のトーベ・ヤンソン挿し絵の「不思議の国のアリス」本を購入しました。amazonでの買い物だったので、届いてから予想とかなり違うのが面白かったです。 アリスの表情がとっても幸薄い感じ。他の登場人物は生き生きした顔つきなのに、何…

葉書でドナルド・エヴァンスに

この本はいつまでも余韻が残ります。 切手好きには、ドナルド・エヴァンスの描く「架空の国の切手」を集めた本「The World of Donald Evans 」 が欲しくなるでしょう。(私も欲しい!が品切れ) 作者のように、大好きなアーティストの影を求めながらあてのな…

装苑3月号

「GINZA」3月号*1(こっちも「大人のガーリー」特集)とどっち買おうか迷ったけど、装苑*2にしました。 何故かというと、やっぱり立ち読みだけでは物足りない「皆川明の旅のスケッチ チェコのレースとアートワークを訪ねて」という綴じ込み付録があったから…

表参道のヤッコさん

「私には、何かがある」 こう信じて日々過ごしている20代は、今でも沢山いるのでは。 その何かをを信じて、地味〜な仕事から世界的メジャーな仕事まで勤勉にこなし、 スタイリストとして大活躍されている高橋靖子*1さんの、1970年代中心にした回顧録で…

デヴィッド・ボウイ・ファイル

デヴィッド・ボウイ・ファイル (ARTIST FILE)作者: スローガン出版社/メーカー: シンコーミュージック発売日: 2005/12/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 近所の書店では見つからず、HMVからネットで購入しました。 まず、…

内藤三恵子さんのこと

内藤三重子さんのこと作者: 村椿菜文出版社/メーカー: アノニマスタジオ発売日: 2005/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る「私の部屋」は、いつの間にか廃刊になってしまったが、図書館に行くと必ず読む雑誌でした…

こんなふうに食べるのが好き―10人のこだわり10人のおいしい作者: 堀井和子出版社/メーカー: アスコム発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (22件) を見る堀井さんは過去2冊読んだけど、相性悪かったです。特に「アップルパイ…

クリスマスカード

送るつもりで購入しましたが、可愛くて可愛くて、保存用になってしまったカードブックです。東欧ティストですが、作者は日本人。カムズのクリスマスカード (新風舎文庫―Post card book)作者: 寺田順三出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2004/11メディア: 文庫 …

阪神タイガースと数学好きな方へ

先週、2回も読んでしまいました。 小説を速攻で2回読み返すなんて久しぶりです。 一回目は、数式関係とタイガースの野球中継はだいたい飛ばしました。 読みながら、失敗だあ、嫌いな話(野球と算数はダメな私)じゃんって思ったんです。 が・・最後は涙涙…

トム少佐登場?本?

ところで、こんなSF短編小説があるんですね。 この中に「帝国の夢―地上管制室よりトム少佐へ」(イアン・マクドナルド)って 作品があります。 「SPACE ODDITY」にインスパイアされた本ならうれしいな。80年代SF傑作選〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: 小川隆,山…

博士の愛した数式

これ、読みたかったんですよーー映画化されると帯にあります。 寺尾聡-博士、深津絵里-家政婦 いいかも!博士の愛した数式 (新潮文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/26メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 1,371回この商品を含むブ…

スクラップ帖のつくりかた 

杉浦さんの手帖も公開されてます。なんて、かわいい〜ちょっとやる気もでます! 他にも何人かの「手帖の達人」が紹介されていて興味深いのですが、 公開できるのが凄い。 私なんか一番の目的は「カレー」を頻繁に作らないため(好き!)の 献立メモなんです…

節約生活のススメ

2005年も、あと一ヶ月と少し。 今日はとっても驚きました。節約生活のススメ (祥伝社黄金文庫)作者: 山崎えり子出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2002/02メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る山崎えり子さんが、戸籍を偽り、知…

文化系男子カタログ?

「文化系女子カタログ」の違和感、ずうっと後引いてます。 「女子」が主人公の小説で好きなのって尾崎翠くらいしか、思い浮かばないのに、 マンガや映画ではざくざくあるのは何故かなあ。とか。 もともと少年が主人公の物語も好きなので「文化系男子カタログ…

美輪明宏のおしゃれ大図鑑

美輪明宏のおしゃれ大図鑑作者: 美輪明宏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/08/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (62件) を見る「美輪サマワールド」から「お悩み相談室」を抜いた本。 本のデザインが大昔の女学生本(?…

文化系女子カタログ

ユリイカ2005年11月号 特集=文化系女子カタログ出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/10メディア: ムック購入: 9人 クリック: 337回この商品を含むブログ (128件) を見るうーーんなんとも・・・ ちょっと私が好んで読む本の傾向にちょっと近いかも!っと購入…

「立体で見る星の本」私が一番気に入ってる天文本です。

赤と青のセロファンが左右に張られたメガネが付録で、それをかけて見るとー 星座が立体的に見えるのです! それが体感出来たときの、くらくら感が楽しい。 当然なんだけど、私たちが見ている星座ってかなり遠い星もまあ近い星もカーテンの模様の ごとく2次…

REAL

「スラムダンク」以来だったが、相変わらず読ませます。 戸川、野宮、高橋は、それぞれの重い現実を抱えている。 初めなんでこんな不細工が主人公なのよっと思った(野宮)けど、 どの子も切ない痛々しいほど、自分に逃げない。(高橋は?) 彼らに共通して…

「大人の科学」したい!

昨日からオンライン書店、近所の本屋さんで捜索中なのがコレ http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/magazine/ あーーいいなあ。もっと早く気付けば良かった・・・ ありそうな書店何件かにも電話で問い合わせたが、一番感じよかったのは「ジュンク堂書店、…

石狩平野

ISBN:4101099014 この本も独身のころ読んで、札幌が舞台なので明治の札幌ってこんなんだったのねーと ストーリーの面白さと同時に近代史の知識も!という大河小説です。 古本屋で上下合わせて250円でしたが、濃い〜 鶴代という13歳の少女のひたむきさ、…

砂山健さんを探して。

砂山健さんをご存じの方は、「ああ懐かしい」って思うでしょうね。 70年代のファッション雑誌のエッセイなどを担当されていた方です。 「男森茉莉」(友人曰く)という形容がふさわしいような、浮き世離れした、でも憧れてしまう、魅力的な内容だったよう…

椿実

検索したら、ボウイと同じシーンに着目してる作家がおられました http://www.libro-koseisha.co.jp/m-tsubaki/misima.html (第五章) 椿実氏は特異な作家で幻想的な作品を戦後間もない頃発表し、消えてしまった。 とろが70年代に再評価される。筆を折り、…

「春の雪」

「三島由紀夫の小説の中で、道を歩いていると滝がうまく流れていないのに気付く。 よく見てみると、滝上の方に犬の死体がひっかかっていた、というのがある。 これは「世の中」について叙述した最もすばらしいものだと思う。 私の作品のほとんどは、こういっ…

札幌での収穫

札幌も景気が今ひとつのようで、郊外にあった中堅どころのスーパーがリサイクルショップや、古本屋(BOOK○○)に変わっているのでした。 それはそれで私には魅力的で宝の山のような光景でした。 いつも行く、琴似の古本屋さんは、相変わらず視野が広い品揃え…

「ミナを着て旅に出よう」

ミナを着て旅に出よう (仕事と生活ライブラリー)作者: 皆川明,松浦弥太郎出版社/メーカー: DAI‐X出版発売日: 2003/02メディア: 新書購入: 5人 クリック: 42回この商品を含むブログ (46件) を見る私は皆川明氏を全く知りませんでした。服のデザイナーだそうで…

「ロックする哲学」

PCに不自由してる、うちにがんがんまた本を買ってしまいました。 ISBN:4896911407 作者澤野雅樹氏は大学の先生で、本のなかで「ジギー・スターダストとは誰なのか」を 論じている。 いわゆるサブカルからの視点で、興味深い。 「自閉主義のために」天野義智…

「僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」

僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」作者: 城山隆出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 2005/04/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る1970年代〜1980年代にかけてロックファンだった人が、絶対…